知財権:二つの顔を持つ韓国 知的財産権の分野で、韓国は二つの顔を持ち合わせている。技術力を基にした特許出願の分野では、米国、日本、欧州連合(EU)、中国とともに世界5強に数えられる一方、知的財産権保護の側面では後進国という評価から抜け出せずにいる。 スイスのビジネススクール、国際経営開発研究所(IMD)が昨年発表した国家競争力ランキングによると、知的財産権の分野で韓国は評価対象57カ国のうち33位にとどまった。これは、南アフリカ、マレーシアだけでなく、米通商代表部(USTR)の優先監視対象国に指定されたチリにも劣る水準だ。 こうした中、コピー商品をめぐる戦争に新たな転機が訪れた。特許庁は8日、世界の特許担当官庁で初めて、「特別司法警察」を発足した。特許庁はこれまでコピー商品の取り締まりに関する最高水準の専門性を持ちながらも、コピー行為の容疑者を逮捕する権限や、問題のコピー商品を押収する権利