宮城県、災害本部会議議事録作成せず 担当課「問題ない」 東日本大震災に関連する政府の重要会議の議事録が未作成だった問題で、宮城県も災害対策本部会議の議事録を作成してないことが27日、分かった。会議は全面公開だったが、議事録は震災対応の検証に必要なため、県は議事要旨の取りまとめを急ぐ方針。 県危機対策課によると、本部会議は昨年3月11日から10月20日まで計94回開催され、議事録はなく、映像や音声による記録もない。同課職員や出席者が書き留めたメモは残っているという。 本部会議は村井嘉浩知事をトップに副知事、県警本部長、各部局長、政府関係者らが出席した最高意思決定機関だった。 県行政文書管理規則は本部会議の議事録作成を明確に義務付けていないが、「行政事務に関する意思決定や重要事項は行政文書を作成し、記録する」と定めている。 県危機対策課は「議事録を作る余裕はなかった。会議も資料も全てオ