(この記事はアフィリエイトを含みます) 他人に迷惑をかけないことを重視する意識が強い我々日本人。子を持つ親なら、我が子に対して「幼稚園や学校で『困った子』にだけにはならないように」と願っていることでしょう。では、教育現場ではどんな子どもが「困った子」なのでしょうか。千葉大学教育学部附属小学校の松尾英明先生の答えは、「『困った子』はいなくて、『困っている子』がいるだけ」という意外なものでした。 構成/岩川悟 取材・文/清家茂樹 写真/石塚雅人(インタビューカットのみ) 学校で見られる「困った子」とは? 実際、子どもたちのなかには教員から見ても「困った子」はいます。ひとつのケースは他の子どもに攻撃をして孤立してしまう子ども。たくさんの子どものなかには、ふつうならいってはいけないと感じることを口に出してしまったり、やってはいけないと感じることをやってしまったりする子どももいるのです。たとえば、「