(CNN) 東日本大震災と津波による被害総額は、過去に世界で発生した自然災害の被害額の中でも最大級に達する見通しだ。専門家が明らかにした。 日銀は14日、金融市場を安定させて各国からの投資を確保するため、過去最高となる15兆円の資金供給を行うと発表した。さらに、企業マインドの悪化やリスク回避姿勢の高まりを避けるため、リスク性資産を中心とする資産買い入れ基金を5兆円程度増額するとした。 それでも同日の東京株式市場は、日経平均株価の終値が約6.2%下落し、2008年12月の金融危機以来最大の下げ幅を記録した。 今回の大震災は、日本経済が困難に直面する中で発生した。国内総生産(GDP)は10年に中国に抜かれて世界3位に後退。輸出依存型の企業は金融危機と円高で打撃を受けている。既にGDPのほぼ2倍に達している政府債務は、震災からの復興費用でさらに膨らむ見通しだ。 災害リスク分析企業Eqecatの推