「福島第一原発6基は廃炉やむなし。原発を持つ電力会社にはグローバルで格付け見直しも」 ムーディーズ・ジャパン、岡本賢治VPシニア・アナリスト - 11/03/23 | 12:30 格付け会社ムーディーズは、3月18日、東京電力の格付けをAa2からA1へ、2段階格下げし、なお引き下げ方向での見直しを継続すると発表した。格下げの理由をムーディーズ・ジャパンのVPシニア・アナリスト、岡本賢治氏に聞いた。 ――今回の格付け見直しは、福島原子力発電所の事故を受けての判断だと思うが、地震の前後で、何が一番大きな判断材料の違いとなったのか。 原子力発電所を運営する事業体として、東京電力にこれまでスリーマイル島やチェルノブイリなどのような原発事故が起きる可能性があることを想定していなかったわけではない。ただ、地震の多い日本において、そうしたイベントリスクの織り込み方が十分ではなかったということ。また、実