【博報堂DYホールディグス(2433)】は2011年1月13日、同社グループ主要3社の2010年12月における売上高速報を発表した。これで[電通(4324)]が先の2011年1月12日に発表した単体売上高と合わせ、日本国内における二大広告代理店の直近月における売上データが出そろった事になる。今記事では両社の種目別売上高前年同月比をグラフ化し、広告全体及び両社それぞれの広告売上動向を眺めてみることにする。 今月も各項目を両社間相違の視点で見れば、「博報堂より電通の伸び率が良い」項目が多数存在する状況に変わりは無し。ただし今月は電通側の動きがやや不調で、3部門が前年同月比マイナス、それに対し博報堂は2部門に留まっている。特にインターネット(インタラクティブ)メディア分野では先月に続き今月も、博報堂の方が比率としては大きく先んじる形となっている。もちろんこれは個々の会社の前年同月比であり、額面の