葛西: きょうは、よろしくお願いします! ウチダ: 歴代編集長が全員集まるなんてスゲー! この機会でないと聞けない話をいっぱい聞いていきたいと思います。まず、Vジャンプってどうやって生まれたんですか? 鳥嶋: 発端は、当時の上司に「コロコロみたいな本を考えてほしい」と言われたことかな。ぼくはそれまで週刊少年ジャンプの編集者として仕事をしていたんだけど、『ファミコン神拳』(※1)というゲームページを作っていて、それが人気だったの。 近藤: 確か、1回目にやった『ゼビウス』(※2)の無敵コマンド紹介で、いきなり3位になったんですよね。 鳥嶋: そういう経験をもとに、いくつか増刊を作ってみたんだけど…コロコロみたいなものを作るのは、ムリだという結論に達したんだよね。我々には長い時間をかけて培ったノウハウがないから、同じものは作れないんです。そこでどうしようかと考えたとき、ジャンプの強みを生かすこ