たとえば「竜田揚げ」に振り仮名をつけなさいという問題が出たとしたら正解は「たつたあげ」であってそれ以外は不正解です。 けれどもこれを話し言葉で発音する場合に「音便化」が起こるケースがあり、「たったあげ」はこれに該当します。 意味や由来を理解し踏まえた「読み」があることと発音の上で音が変化することは矛盾しません。 またこれが個人の発音の癖にとどまらず同じ例で同じ音便化が起き、やがてそれが共有され認知されることで定着するケースは古代からあります。 月立ち(つき・たち)→(ついたち)月の1日目 打ちて(うち・て)→(うって)打って 音便とは発音上で手間を省く、労力を省くというような形で自然に発音の変化が起こることであってその人が馬鹿かどうかは関係ありません。