「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず」とは、『方丈記』の冒頭にある有名な一節です。 川の流れは絶えることなくずっと続いていますが、その流れていく水は、一見して同じように見えても、さっき目の前を流れていた水といま目の前を流れている水は違うものですよね。つまり、物事は時間の流れとともに変わっていくものだということを説いたものです。 確かに、昨日までそこに当たり前のようにあったものが突然なくなってしまうこともあれば、「いま」目の前にあるものが明日もそこにある保証なんてどこにもない。人が時間の流れとともに成長するように、物事の本質は変わっていくことにあるのでしょう。 でも、だからこそ「変わらないもの」がなくてはならないんです。日々、色々な事が移り変わっていく世の中だから、僕らは「変わらないもの」を求める。 2期2話で花丸は「無があるということこそ わたしたちが到達できる究極の境地」