《地殻変動:16》商店街、「族議員」とタッグ2009年8月11日 印刷 商店会長から国会議員になった安井潤一郎氏(左端)の話を熱心にきく大正筋商店街の商店主ら=9日午後、神戸市長田区、伊藤恵里奈撮影 安井潤一郎氏(59)。東京・早稲田商店街で食料品スーパーを営み、商店会長も15年務めた。 大学の先輩にあたる自民党の武部勤幹事長(当時)に頼まれ、05年総選挙で比例東京ブロック27位に。名前を貸しただけのつもりが、自民圧勝でまさかの当選を果たし、「現役の商店会長で初の衆院議員」となった。取り囲んだ記者団から「あなたに何ができるんですか」と冷ややかに問われたことが、今でも忘れられない。 あれから4年――。 9日夜、神戸市長田区の大正筋商店街で「安井潤一郎ファンクラブの集い」が開かれた。 「安井さんは我々の仲間から国会議員になった。これまでどの議員も関心を持たなかった商店街のために働いてくれている