ブックマーク / synodos.jp (5)

  • なぜわれわれは「新しい能力」を強迫的に追い求めるのか? / 『暴走する能力主義』著者、中村高康氏インタビュー | SYNODOS -シノドス-

    なぜわれわれは「新しい能力」を強迫的に追い求めるのか? 『暴走する能力主義』著者、中村高康氏インタビュー 情報 #メリトクラシー#新刊インタビュー 「現状の高等学校教育、大学教育、大学入学者選抜は、知識の暗記・再生に偏りがち」であり、「真の「学力」が十分に育成・評価されていない」。こう言われると、素直にうなずいてしまう人は多いだろう。そして、グローバル化し激変する世界に適した「新しい能力」が必要だと説かれると、抜的な教育改革が必要だと思い込んでしまう。だが、こうした言説は現実を反映したものなのか? 『暴走する能力主義』著者、中村高康氏に話を伺った。 ――どのような経緯で書をお出しになったのでしょうか? わたしの専門は教育社会学という、教育を社会学的に研究する分野です。その分野のなかでも、とくにわたしが関心をもって研究してきたのが、「教育と選抜」というテーマでした。若い頃は、大学生の就職

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    nodemo
    nodemo 2024/05/13
  • 社会問題の構築主義2.0へ――『社会問題とは何か なぜ、どのように生じ、なくなるのか?』(筑摩書房)/赤川学(訳者) - SYNODOS

    2021.05.18 社会問題の構築主義2.0へ――『社会問題とは何か なぜ、どのように生じ、なくなるのか?』(筑摩書房) 赤川学(訳者) #「新しいリベラル」を構想するために 「社会問題」という言葉を見て、何を思い浮かべるだろうか。 コロナ禍、失業、不景気、貧困、差別、格差、環境破壊、気候変動、少子高齢化、いじめ、犯罪、虐待、テロリズム、戦争…。人により、思いつく「社会問題」はさまざまだろう。 社会学にも、さまざまな社会問題に対処する「専門家」があまたいる。彼らは専門領域をもち、各々の「社会問題」の解決に向けて、日夜取り組んでいる。 しかし、ふと原点に立ち返って、「そもそも社会問題とはなにか」、「社会問題をどのように研究したらよいのか」と問うてみると、研究者の間でも意外なほどにコンセンサスがあるとはいえない。なぜなのか。 たとえば社会問題を、「社会にとって有害な状態」と定義したとする。そ

    社会問題の構築主義2.0へ――『社会問題とは何か なぜ、どのように生じ、なくなるのか?』(筑摩書房)/赤川学(訳者) - SYNODOS
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    nodemo 2023/10/05
  • 「テロリズム」の内生化 ブレイビクが守ろうとしたもの  /吉田徹 - SYNODOS

    「十字軍遠征を目指すナショナルな保守主義者」―自らをそう定義したのは、77名を殺傷したノルウェー・テロ事件の犯人、アーネシュ・ブレイビクだ。7月末に起きた首都オスロとウトヤ島でのテロは、大きな衝撃をもたらした。この衝撃は2つの事実からきている。 ひとつは、ヨーロッパ人による自国民を対象にしたテロという点だ。事件直後、反イスラムで盛り上がるネット上だけでなく、専門家達までもが「ジハード」を口にした。その数時間後、オスロの政府機関中枢を爆破させ、与党労働党の集会を攻撃用ライフルで襲撃したのは、「生粋」のノルウェー人だったことが明らかになった。しかし、このテロ事件が、ムスリム系によるテロであれば、ヨーロッパにはまだ救いがあったかもしれない。 もうひとつは、世界でもっとも豊かな国のひとつ、ノルウェーでテロが起きたということ。ノルウェーはこれだけの経済危機のなかでも、ヨーロッパで健全財政を保っている

    「テロリズム」の内生化 ブレイビクが守ろうとしたもの  /吉田徹 - SYNODOS
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    nodemo 2023/05/26
  • 結論が凡庸になっても論理的な哲学的思考を手放さない――『21世紀の道徳 学問、功利主義、ジェンダー、幸福を考える』(晶文社)/ベンジャミン・クリッツァー(著者) - SYNODOS

    2022.02.08 結論が凡庸になっても論理的な哲学的思考を手放さない――『21世紀の道徳 学問、功利主義、ジェンダー、幸福を考える』(晶文社) ベンジャミン・クリッツァー(著者)批評家 #「新しいリベラル」を構想するために 「自然主義的誤謬」を避けながら進化心理学を用いる 2021年12月に刊行された拙著『21世紀の道徳 学問、功利主義、ジェンダー、幸福を考える』では、副題が示すように、さまざまなテーマについて論じられている。 書の副題については、『哲学と進化論から導かれる「正しい考え方」』という案もあった。たとえば、ジェンダーの問題にせよ、あるいは幸福の問題にせよ、それらについて論じるためには、「人間の男女の間には、どの点にどのような差異があり、その差異を発生させる原因とはなにか」「わたしたちにはなぜ幸福を感じる機能が備わっていて、幸福を感じるためには具体的にどのような条件を満たさ

    結論が凡庸になっても論理的な哲学的思考を手放さない――『21世紀の道徳 学問、功利主義、ジェンダー、幸福を考える』(晶文社)/ベンジャミン・クリッツァー(著者) - SYNODOS
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    nodemo 2022/07/30
  • コロナウイルス禍が照らし出す国民国家の弱さ/池田嘉郎 - SYNODOS

    コロナウイルスが世界を席巻するなかで、この災禍が国家や社会のあり方にどのような影響を与えているのかについて、色々な意見が出されている。多くの論者は、このコロナ禍によってグローバリズムの理念が大きく後退し、かわりに国民国家が再浮上したと指摘している(たとえば、Gideon Rachman, “Nationalism is a side effect of coronavirus”, Financial Times電子版、3月23日付け;ギデオン・ラックマン「大流行の危ない副作用」、『日経済新聞』3月30日付け)。たしかにヨーロッパでは、コロナ対策におけるEUの役割はよく見えず、個々の国家が前面に出ている。それ以外の地域でも、国家が対策の中心にいることは間違いない。 だが、私は、国民国家の再浮上と留保なしにいうことにはためらいがある。まず、より適切な用語はないのだろうか。イスラエルの一論者は

    コロナウイルス禍が照らし出す国民国家の弱さ/池田嘉郎 - SYNODOS
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    nodemo 2021/12/20
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