ルチア・ドルチェ、松本郁代編『儀礼の力 中世宗教の実践世界』(法蔵館、5000円)がようやく出版の運びとなりました。これは、2006年、立命館大学で行われたワークショップでの報告を中心に、報告者が論文をまとめたもの。私は聖天縁起で報告したのですが、ほかのことがかきたくて夢想感得図と夢告という「儀礼」について書かせていただきました。編者の松本郁代さんは中世文化史の若き研究者です。お世話になりました。 地味な本ですので、ぜひこれをごらんになった方に手にとっていただきたく思います。 目次だけ掲げておきます。 刊行のことば 川嶋将生 序章 日本宗教研究における儀礼学の論点 ルチア・ドルチェ、松本郁代 第一部 第一章 「呪詛神の祭文と儀礼ーー「呪詛祭」の系譜といざなぎ流「すその祭文」をめぐって」 斎藤英喜 第二章 「声明の美的表現力と権能ーー法華せん(漢字が出ません)法の受容から」 大内 典 第
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