19日におこなわれた郷原信郎(名城大学教授・弁護士)氏による定例記者レクでは、柳田法相の国会軽視と取れる発言について、その内容に含まれている問題について語りました。言葉の選び方が批判されるのは当然としても、その背景にある検察の権限行使のチェックをめぐる重要な問題とは何か。郷原氏のコメントをテキスト化しました。 【構成・文責】《THE JOURNAL》編集部 ──────────────────────── 郷原信郎氏 (名城大学コンプライアンス研究センター長) 今回の柳田法相の発言をもっとも詳細に報じたのは読売新聞です。 「9月17日(の内閣改造の際)新幹線の中に電話があって、『おい、やれ』と。何をやるんですかといったら、法相といって、『えーっ』ていったんですが、何で俺がと。皆さんも、『何で柳田さんが法相』と理解に苦しんでいるんじゃないかと思うが、一番理解できなかったのは私です。私は、この