4年間で叔父母計8人が亡くなったという虚偽の申請で忌引休暇を取っていたなどとして、神奈川県教育委員会は14日、県立川崎高校(川崎市)の事務長の男性(55)を服務違反で懲戒免職処分にしたと発表した。 県教委によると、事務長は2006〜09年度、自分や妻の叔父母のうその忌引休暇を8回申請して計9日間休んだ。ほかにも、出張から学校に戻るべきなのに直接帰宅する97回の無断欠勤や、うその時間外勤務申請を繰り返した。県教委は該当する約134万2千円の給料や手当をすでに返納させたという。 昨年7月に事務長の出張や残業に関する投書が県教委にあり、発覚した。 事務長は県教委に「体調が悪かった。年次休暇が足りなくなり、うその申請をした」と話しているという。