石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC、東京)は31日までに、沖縄本島から北西の沖合約100キロメートルに位置する伊是名海穴で、亜鉛や金などを含む硫化物が確認できる新たな鉱体を発見し、当初想定した資源量500万トンを上回る大規模な鉱床の存在が見込まれることが判明したと発表した。既に硫化物が確認された箇所については資源量約340万トンと算定。同箇所より深い掘削で新鉱体を確認した。 JOGMECの担当者は「新鉱体の厚みはまだ判明していない。この規模の発見は世界初。より深い地点に相当大規模な鉱床が期待される」と説明した。今回の算定は海底から盛り上がった山の標高約30メートルの地点から深さ約25メートルをボーリングし資源量を算出。資源量340万トンのうち銅0・33%、鉛2・52%、亜鉛7・25%で、1トン当たり金2・63グラム、銀216グラム―と試算した。 JOGMECの担当者は「国際基