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本と芭蕉布に関するnoir555のブックマーク (1)

  • 魅力的な沖縄の女性(ひと)『星の衣』高橋治著 - よんばば つれづれ

    小さめの活字でしかもページ数は600ページ近い長編だけれど、引き込まれて結構短期間に読んでしまった。1996年の吉川英治文学賞受賞作。 年代の違う二人の沖縄の女性が主人公で、物語はその二人の視点で交互に進んでいく。二人には沖縄という以外接点はないので、全く別々の二つの話が交互に語られる訳で、それが少々筋を追ううえではかえって邪魔になっているように思う。 それぞれに魅力的なヒロインだし、別々の作品にすれば普通の長編小説が二編できたと思うのだけれど、あえてこのような形式で一つの物語に収めた作者の意図を考えた。 ヒロインが一人だったら、読み手はたまたまその女性が特別だったという印象を受けるだろう。この形で同時進行のようにして二人の人生を追うことで、沖縄の女性たちの物語、という普遍性を感じさせる。 ヒロインの二人はもちろん、彼女たちを取り巻く女性たちがまたみな魅力的だ。強くしなやかで大らかで優しい

    魅力的な沖縄の女性(ひと)『星の衣』高橋治著 - よんばば つれづれ
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