【第62回あらすじ】克敏の高慢な態度から不信感を高めていた由起子は、克敏の両親と会うことになっても、その態度を隠さない。香菜子と克敏のために結婚を許してやってほしいと頼んできた克敏の両親は、由起子の強固な態度に対し、次第に、これ以上の縁談は由起子にはない、といった本音を漏らす。絶対に結婚させないと息巻く由起子に香菜子は、泣きながら抗議し、諸悪の根源は母だと言う。しかし泣き明かした香菜子は、由起子の非婚の理由を知ろうと、和花枝や直美とともに病床の圭子の元へ聞きに行く。圭子は、実はすべて自分が原因だといい、由起子の父・猪士郎の妻妾同居から始まった、伊庭家の騒動を語る。由起子の母が自分の結婚生活を悲観して自ら命を絶ったことを知ったが3人は、母たちの非婚についていくらか理解する。小百合のところへは、本格的な渡米の前にと俊彦が訪ねていた。和花枝は小百合と俊彦から、実は二人は結婚寸前になったことがある