昨年10月に日本列島に上陸、縦断した台風18号をめぐり、気象情報会社「ウェザーニューズ」(WN、本社・東京)が気象庁と異なる独自の上陸情報を同社のホームページ(HP)上に掲載した問題で、速報時に「18号は三重県の志摩半島を迂回(うかい)した」としていた気象庁が、確定経路図では微妙ながらもWN社の主張通り、志摩半島を横切ったと修正していたことが5日、分かった。 18号については、気象庁が昨年10月8日午前5時過ぎに「愛知県の知多半島に上陸」と発表し、WN社は同日午前4時ごろ、HPなどに「三重県志摩市に上陸」と掲載して志摩半島を横切ったと主張。これに対し気象庁は「独自上陸情報は予報業務の範囲を逸脱した」としてWN社に口頭注意を行っていた。 気象庁が出した18号の確定経路図は、WN社のように志摩半島を縦断する形をとっていないが、備考として「8日4時過ぎ、(志摩半島先端の)三重県大王崎付近を通過し