南ア・ヨハネスブルグ郊外のアイボリー・パークの民家で、その朝母親が目を覚ますと、同じベッドで眠っている2歳の娘の様子がおかしかった。顔を反対側に向けた姿勢でベッドの上に横たわっているのだが、寝息が聞こえない。まさか・・・。母親が慌てて娘の体に手をかける。 母親は半狂乱になり、娘の名を叫んだ。その騒ぎを聞きつけた隣人が救急隊を呼ぶ。隊員たちが現場に駆けつけると、顔のない小さな女の子の亡骸がベッドの上に横臥していた。周囲には、少しだけ血痕が残っていた。 「ネズミよ。ネズミの仕業だわ。ネズミが娘の顔を囓ったのよ」と母親が救急隊員たちに訴えかけた。 母親が受けたショックは計り知れない。彼女は現在、トラウマ・カウンセリングを受けている。 なお、この2歳の女の子は母親が前夫との間にもうけた子で、現在は母の新しい夫とともに暮らしていた。その前の晩もいつものように母と継父と3人でベッドに入り、眠りに就いた