日蓮宗大本山「池上本門寺」(東京都大田区)の境内で参拝客のバッグから財布を盗もうとしたとして、警視庁捜査3課は、窃盗未遂の現行犯で川崎市宮前区野川、無職、青木輝生容疑者(69)を逮捕した。 同課によると、青木容疑者は新幹線の座席などにあるハンガーフックにかけられた乗客の衣服から金品を盗むなどして過去に10回以上逮捕されており、捜査員の間で「ブランコの青木」と呼ばれていた。 青木容疑者は調べに対し、「俺は寺でスリはしない。やるなら新幹線のなかでやる」と容疑を否認しているという。 逮捕容疑は12日午後10時ごろ、参拝に来ていた栃木県の無職女性(78)のショルダーバッグから財布を盗もうとしたとしている。 境内を警戒中だった同課の捜査員が不審な動きをしている青木容疑者を発見、バッグに手を入れたところを目撃し取り押さえた。