さて、前回コラムはまたしても多くのご批判をいただいた。芸能界に敵をつくりまくってしまった今、グローバルエリートの芸能界進出の野望はすっかり絶たれてしまったわけだが、それにもめげずエーゲ海のかなたから、“ダウンタウンをはじめとした芸人の皆さんがなぜ面白くなくなっていくのか”の続編を書かせていただこう。 笑いの高齢化社会~つまらない芸能界 日本は世界有数の高齢化社会であるわけだが、同じ問題は笑いの世界にも起こっている。 実際の話、大抵爆笑させてくれるのは若い芸人なわけだが、そもそも彼らにとってはまだ笑いが人生でいちばん大切というステージなので、笑いにかける意気込みが違う。また彼らは“偉く”ないため面白くないとすぐに番組を解雇されるので、完全競争市場の緊張感の中で研ぎ澄まされたネタを出してくる。 これに対し一度固定ファンを獲得して重鎮化してレギュラーを多く持ち、参入障壁が築かれると、面白くなくて