アメリカ政府は、国交正常化交渉を続けてきたキューバ政府との間で54年ぶりに国交を回復し、双方の大使館を再開することで合意に達し、1日、オバマ大統領が発表することになりました。 アメリカ政府は、キューバ革命の2年後の1961年にキューバとの国交を断絶し、経済制裁を科して封じ込め政策をとるなど半世紀以上にわたって対立を続けてきました。 しかし、オバマ大統領は去年12月、これまでの政策を大きく転換し、キューバと国交正常化交渉を開始すると発表し、ことし4月にはラウル・カストロ国家評議会議長と国交断絶以来、初めての首脳会談を行いました。続いて、アメリカ政府は、キューバが強く求めてきたテロ支援国家の指定をことし5月に解除するなど、国交回復に向けた動きが続いていました。