僕たち馬貴派八卦掌の秘密も「黄金の回転」にあったのです。ドッギャーン*1。 鉄のように重い球体をいかに回転させるか、と言われて、通訳しながらジャイロ先生!と心の中で叫んだのは内緒です。。。ウソです、練習のときはそんなネタ思いつく余裕ありませんでした。 それはともかく、実際、龍形掌の蛇に対し、獅形掌の球が対置されるとき、もっとも重要なのがその回転なのですが、これが難しいのです。動作そのものは少しやってみれば意外にかっこがつくのですが、李先生は簡単にやってはいけないと言われます。実際、内面に注意してやってみるとまったくできていない自分に気づく。 気血の充実と球体の回転が比例関係にある、と李先生は言われます。気血を充満させられなければ、きちんと回転できないのだ、と。 李先生はたびたび気血について、目に見えない、触れもしないものだが、それはまったく確かに実在するのだと繰り返し僕たちに言われます。こ