普段一人暮らしだが、年末年始は実家に戻った。 食事も家族が用意してくれる。たまにしか帰って来ないということもあり牛肉やら蟹やらで豪勢なものを作ってくる。 しかし、また普段住んでるボロアパートに戻ってきてご飯を食べたが、なぜかこちらの方が美味いのだ。 家族が料理下手ということもないし、自分が天才料理人というわけでもない。なんなら食べてるのは納豆ご飯と白菜の漬物という質素な食生活だ。 よくよく考えてみると、つまり質素だから美味しいということだ。 実家では夕食に4〜5品も出てくるうえ、お菓子やフルーツも置いてあるのでつい食べてしまう。 それに比べて自分が用意する食事は1品しか作らないし量も少ない。 なので食べるときにはお腹が減っているので美味しく感じるということなのである。 結局味を感じるというのは脳で起こる事象であり、食べる個々人の状態に大きく左右されるものなのだ。 もし自分が飲食店を出すとし