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ブックマーク / blog.jxck.io (15)

  • 「議論だけ」のカンファレンスの作り方 | blog.jxck.io

    Intro 「議論だけ」のカンファレンスを、長いこと開催してきた。 個人的には好きなので、他にもあったらいいと思っているが、そういうカンファレンスは他に見ない。 カンファレンス自体を、筆者のような個人が手弁当でやれるのは、もう最後かもしれないと今回ひしひしと感じたので、これまでどうやってきたのかを残しておくことにする。 「議論」だけ 特に日では、勉強会やカンファレンスは、「スライドの発表会」形式として定着している。 これは、絞られたテーマについて、まとまった形で聴くことができ、資料も後で共有できる点でメリットはある。 しかし、全部がそうである必要はないのでは? とずっと思っていた。 特に懇親会では、雑に集まって、雑に議論が始まり、雑に盛り上がって、勉強になる上に単純に楽しいという経験をした人も少なくないと思う。 スライドで発表する場合は、スライドに収まる話しか出てこない。 30 分しか枠

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    non_117 2023/12/25
  • Cookie Store API による document.cookie の改善 | blog.jxck.io

    Intro JS から Cookie を操作する document.cookie の改善を目的とした Cookie Store API についてまとめる。 document.cookie document.cookie は、ブラウザの API における代表的な技術的負債の一つと言える。 HTML Standard https://html.spec.whatwg.org/multipage/dom.html#dom-document-cookie的な使い方は以下だ。 document.cookie = "a=b" console.log(document.cookie) // a=b まず、この API の問題を振り返る。 同期 API 最も深刻なのは、 I/O を伴いながら、同期 API として定義されているところだ。 この API は古くから実装されているため、I/O は非同期

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    non_117 2023/06/19
  • HTTP 関連 RFC が大量に出た話と 3 行まとめ | blog.jxck.io

    Intro 2022/06/06 ~ 9 あたりに、長きに渡って策定作業が行われていた HTTP 関連の RFC が大量に公開された。 RFC 9110: HTTP Semantics RFC 9111: HTTP Caching RFC 9112: HTTP/1.1 RFC 9113: HTTP/2 RFC 9114: HTTP/3 RFC 9163: Expect-CT Extension for HTTP RFC 9204: QPACK: Field Compression for HTTP/3 RFC 9205: Building Protocols with HTTP RFC 9209: The Proxy-Status HTTP Response Header Field RFC 9211: The Cache-Status HTTP Response Header Field

    HTTP 関連 RFC が大量に出た話と 3 行まとめ | blog.jxck.io
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    non_117 2022/06/16
  • Navigation API による「JS での画面遷移」と SPA の改善 | blog.jxck.io

    Intro 従来の History API を改善する Navigation API の仕様策定と実装が進んでいる。 これは、 History API の使いにくかった部分を補うだけではなく、「JS で画面遷移をする」という現状のミッシングピースに取り組み、 SPA が抱える多くの問題だけでなく MPA すら改善する可能性がある。 この API の目的と仕様を解説しつつ、実装のメモを残す。 画面遷移と SPA の軌跡 Web は HTML の取得と描画を繰り返す、画面遷移(Navigation)を前提としたアーキテクチャ(のちに SPA からの逆算で MPA と呼ばれる)が基であり、ブラウザなどの実装もそれに最適化されている。 一方「アプリケーション」の設計手法をそのまま Web に持ち込んだ SPA は、この Navigation によってもたらされる UX の低下を防ぐ部分がある一方

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    non_117 2022/04/22
  • Public Suffix List の用途と今起こっている問題について | blog.jxck.io

    Intro Public Suffix List (PSL) は、現在の Web プラットフォームの一端を支えている非常に重要な要素だ。 実はこれが、少数のボランティアにより GitHub でメンテナンスされた、単なるテキストリストであることは、あまり知られていないかもしれない。 最近、このリストへの追加リクエストがあとを絶たず、問題になっている。 そもそも PSL とは何であり、今どのような問題が起こっているのかについて解説する。 Public Suffix List とは何か PSL を解説するには、まず関連する用語について整理する。 Top Level Domain (TLD) 例えば、このブログのドメインは blog.jxck.io であり、これは筆者が取得したドメイン jxck.io のサブドメインだ。 jxck.io は、 .io という TLD のサブドメインを販売しているレ

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    non_117 2021/04/21
  • Webbundle によるサブリソース取得の最適化 | blog.jxck.io

    Intro WebBundle を用いてサブリソースのみを Bundle する、 Subresource Bundle の策定と実装が進んでいる。 これを用いると、複数サブリソースの取得を一回の fetch で行うことができ、 RTT を減らしつつも個別に取得したかのようにキャッシュを制御できる。 現時点での仕様と実装を解説する。 Intent to Prototype: Subresource loading with Web Bundles Subresource Bundling WebBundle の初期の仕様は、 HTML を頂点としたページ全体をまとめる方向で始まった。 WebBundle によるコンテンツの結合と WebPackaging | blog.jxck.io これをサブリソース(JS, CSS, Img etc)に対して利用できるようにする仕様だ。 HTML 自体は

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    non_117 2020/07/27
  • ローカル開発環境の https 化 | blog.jxck.io

    Intro Web の https 化が進み、それに伴って https を前提とする API も増えてきた。 そうした API を用いた開発をローカルで行う場合、 localhost という特別なホストを用いることもできるが、それだけでは間に合わないケースも少なからずある。 localhost を https にするという方法もあるが、そのように紹介されている方法には、いくつか注意すべき点もある。 この辺りの話を、直近 1 ヶ月で 3 回くらいしたので、筆者が普段使っている方法や注意点についてまとめる。 特に推奨するつもりはない。 Update chrome の --host-rules について追記 localhost での開発の注意点 例として https://example.com にデプロイする予定の ServiceWorker を用いたアプリがあったとする。 開発をローカルで行う

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    non_117 2020/06/29
  • Site Isolation 及び Web のセキュリティモデルの更新 | blog.jxck.io

    Intro Origin は Web におけるセキュリティモデルの一つとして、コンテンツ間の Communication に関する境界を定義し、リソースを保護してきた。 しかし、 Spectre の発覚以降、 Communication に関する制限だけではなく Isolation によるメモリレベルでのアクセス制御が必要となった。 そこで現在作業されているのが、 CORB, CORP, COEP, COOP といった仕様群であり、これは Web におけるセキュリティモデルの更新作業と見ることができる。 概要と現状について解説する。 DEMO & Resources 量が多いため、動作する DEMO と関連リソースは、ページ下部にまとめてある。 CORS による Cross Origin Communication の制限 CORS は、平たく言えば、リソース提供元(サーバ)が、クライアン

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    non_117 2020/05/26
  • 牧歌的 Cookie の終焉 | blog.jxck.io

    Intro Cookie は、ブラウザに一度保存すれば、次からその値を自動的に送ってくるという、非常に都合の良い仕様から始まった。 State Less が基だった Web にセッションの概念をもたらし、今ではこれが無ければ実現できないユースケースの方が多い。 冷静に考えればふざけてるとして思えないヘッダ名からもわかるように、当初はこのヘッダがこんなに重宝され、 Web のあり方を変えるかもしれないくらい重要な議論を巻き起こすことになるとは、最初の実装者も思ってなかっただろう。 そんな Cookie が今どう使われ、 3rd Party Cookie (3rdPC) の何が問題になっているのかを踏まえ、これからどうなっていくのかについて考える。 Cookie のユースケース Web にある API の中でも Cookie はいくつかの点で特異な挙動をする 一度保存すれば、次から自動で送る

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    non_117 2020/02/26
  • WebTransport と WebCodecs そして Web はどこまで "ゲーム化" するか | blog.jxck.io

    Alternatives 結局 WebSocket が TCP に縛られていなければ良いのではという点に注目すると、 WebSocket over HTTP/3 が実現できれば HoLB などの問題は解決しそうだ。 しかし、仮にそこに複数のストリームを束ねようとしても、 WS の特徴上ストリームごとに 1RTT のハンドシェイクが必要となる。また、サーバから Stream を開始することができない(当にそれが必要なのかは疑問だが)という問題があげられている。 また、 WebRTC の文脈で進んでいる RTCQuicTransport が、非常にというかあるケースではほぼ同じことを提供することになる点が指摘される。(策定者も同じ) これもやはり、 WebRTC が P2P 前提の仕様でスタートした点と Client-Server ユースケースとの乖離をベースに説明されており、すでに RTC

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    non_117 2019/08/19
  • Private Class Field の導入に伴う JS の構文拡張 | blog.jxck.io

    Intro ECMAScript の Private Class Field の仕様策定と各ブラウザの実装が進んでいる。 これにより、従来の JS にはなかった Class の Private フィールドが使えるようになる。 提案されている構文や、挙動について解説する。 Class Field Declaration まず前提として、現状の Class の フィールドはコンストラクタで定義する必要がある。 例えば count フィールドを持つ Counter クラスを定義した場合、以下のようになる。 class Counter { constructor() { this.count = 0 } increment() { this.count ++ } display() { console.log(this.count) } } const c = new Counter() c.in

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    non_117 2019/03/15
  • Bookmarklet という一番身近な自動化技術 | blog.jxck.io

    Intro 「毎回やるなら bookmarklet にでもすれば?」と言ったら、後輩が「そんな便利なことできたんですね、知りませんでした」と言っていた。 そんな時代にこそ、今更だれも解説しないであろう、 bookmarklet という技術についてもう一度書いておく。 Bookmarklet 簡単に言えば、 JS を書き、それを Bookmark として登録すれば、クリックするだけで現在のページでそれが動くというものだ。 ブラウザ上で何かを自動化したいと思うなら、最も簡単に実現できる便利な技術だろう。 似たような手法ではブラウザの Extension などもあるが、 Bookmarklet の良いところは一切誰にも邪魔されないというところだ。 開発者登録も、ストアへのアップロードも、難解なドキュメントを忖度して煩雑な設定ファイルを書く必要もない。 開発者ツールで、「こんなことできないかな」と

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    non_117 2018/01/17
  • .mjs とは何か、またはモジュールベース JS とエコシステムの今後 | blog.jxck.io

    Intro 長いこと議論になっていた ES Modules の Node における扱いに一応の決着が付き、 .mjs という拡張子が採択された。 この拡張子の意味と、今後ブラウザと合わせて Universal JS を実装していく上での作法が見えてきたことになる。 合わせてエコシステムが対応していくことで、長年の夢だった JS のモジュール化を進めていくことができるだろう。 ES Modules 徐々に揃いつつある ES Modules(ESM) の仕様は TC39 で行われており、その仕様については主に以下のような部分になる。 import や export と行った構文 module 内はデフォルト strict mode module でスコープを閉じる module 内の this は undefined etc 逆に以下は TC39 での策定範囲外となる どう Module を読

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    non_117 2017/08/16
  • Fetch の中断と Promise のキャンセル方法の標準化 | blog.jxck.io

    Intro XHR から fetch() に積極的に移行しづらかった最大のミッシングピースとして、中断できないという問題があった。 これは、 fetch() が選んだ Promise ベースのインタフェースにおいて、キャンセルをどうするかという議論と絡み、長く決着が付かずにいた問題である。 最近、やっと話が前進したので、ここまでの経過を解説する。 Fetch のミッシングピース fetch() は、ブラウザが発行するリクエストと、取得するレスポンスを扱う低レベルなインタフェースとして策定が始まった。 DOM の API が Promise ベースに移行しつつある流れを汲み、 fetch() もまた Promise を返す関数一発スタイルになった。 クラスからインスタンスを生成しメソッドを呼ぶ XHR スタイルでは、インスタンスを再利用した場合の挙動などを含め、オブジェクトのライフサイクルを

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    non_117 2017/07/20
  • Polyfill のあり方と Web の進化と協調するためのガイドライン | blog.jxck.io

    Intro W3C の TAG から、主にブラウザ APIPolyfill に関するドキュメントが公開された。 Polyfills and the evolution of the Web Polyfill は便利な一方で、時として標準化の妨げになってしまう場合があるため、それを避けるために、 Polyfill 実装者、利用者、仕様策定者などが、どう振る舞うべきかという趣旨である。 今回はこの内容を元に、 Web の進化と協調する Polyfill のあり方について、主に「実装者」がどうすべきかに着目し記す。 Web における Breaking Change Breaking Change は、簡単に言えば 後方互換を失うことで既存のものが壊れる可能性がある変更 のことを表す。 そして、 Web における Breaking Change (Break the Web)、具体的には W

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    non_117 2017/02/17
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