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ブックマーク / www9.nhk.or.jp (13)

  • NHK「かぶん」ブログ:NHK | 取材エピソード | チェルノブイリ医師の思い・菅谷医師の講演全文掲載です

    25年前のチェルノブイリ原発事故の後、ベラルーシに渡り、5年半、現地で甲状腺がんの子供の治療にあたった外科医の菅谷昭さん(すげのや・あきら/現・長野県松市長)。 18日のニュースウオッチ9で放送した特集の中で、時間の都合でお伝えできなかった菅谷さんの講演内容を全文掲載します。 「テーマ:子供たちを被ばくからどう守るのか」 2011年5月14日午後1時半から1時間程度 福島市の保育園にて 講師:長野県松市長/医師 菅谷昭(すげのや・あきら)    ベラルーシの小児科医 アナスタシア・タルカチョア    長野県立こども病院副院長 中村友彦(なかむら・ともひこ) 【菅谷医師】 今回、こういう形で、まさか私が保育園のお母さん、お父さん方とお話しするとはゆめゆめ思っておりませんでした。私は元々が外科の医者でありまして、なおかつ私の専門とする領域が甲状腺ということで、私自身1996年から5年半、チ

  • NHK「かぶん」ブログ:NHK | 科学と文化のニュース | 拡散の予測 地元で活用できず

    東京電力の福島第一原子力発電所の事故で、放射性物質がどのように拡散するかを予測したデータについて、国は事故が起きた直後から福島県に伝えることになっていましたが、実際には連絡不足から担当者の手元にデータが届かず、避難などに活用できていなかったことが分かりました。 この予測データは、「SPEEDI」というコンピューターシステムを使い、気象条件などから放射性物質の広がり方を計算したものです。福島第一原発の事故では、3月11日から1時間おきに予測が行われ、国の防災基計画ではデータは専用の回線を使って文部科学省から福島県に直ちに伝え、避難などの判断材料にすることになっていました。ところが、福島県の災害対策部によりますと、12日に1号機で水素爆発が起きたあとも、国から予測データについての連絡はなかったということです。このため、福島県が国に要請した結果、避難指示が出たあとの13日の午前10時半すぎに

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    nono_sub 2011/05/07
    「メールで送っただけというのは連絡をしたことにならない。今回の対応については強い不信感を持っており、国には正確で迅速な情報提供を求めていきたい」
  • NHK「かぶん」ブログ:NHK | 解説コーナー | 【いまここ・学校等の放射線量問題】

    学校での子どもの被ばくを、どう最小限に抑えるかをめぐって、福島の住民や地元自治体の間に困惑が広がっています。 文部科学省では、子どもが外に出る時間を8時間と見積もって、1時間あたり3、8マイクロシーベルト、年間20ミリシーベルト以下という目安を示していますがそれが妥当かどうか、異論もあるからです。 2日にニュースウォッチ9で放送した特集の内容を掲載します 「福島の子どもの気持ちを考えて下さい/20ミリシーベルトは撤回する」。 「親は子どもを守る責任がある」。 環境NGOや福島県の住民が文部科学省や厚生労働省に対して行った申し入れ。 「子どもに大人と同じ年間20ミリシーベルトという基準を適用するのはおかしい」として撤回するよう要求しました。 不安を少しでも解消しようと福島では校庭の表面の土を取り除く動きが広がっています。 この週末には伊達市でも作業が。 子ども:「思いっきり外で遊べないこと

  • NHK「かぶん」ブログ:NHK | 科学と文化のニュース | 官房参与が辞任・記者会見資料を全文掲載します

    東京電力福島第一原子力発電所の事故への対応に当たるために、先月、内閣官房参与に任命された、原子力の専門家で東京大学大学院教授の小佐古敏荘氏が、記者会見し、「政府の対策は法にのっとっておらず、場当たり的だ」として、内閣官房参与を辞任することを明らかにしました。 記者会見で辞任の理由について説明した資料を全文掲載します。(文中の下線は、原文のままです) 平成23年4月29日 内閣官房参与の辞任にあたって                               (辞意表明) 内閣官房参与 小佐古敏荘 平成23年3月16日、私、小佐古敏荘は内閣官房参与に任ぜられ、原子力災害の収束に向けての活動を当日から開始いたしました。そして災害後、一ヶ月半以上が経過し、事態収束に向けての各種対策が講じられておりますので、4月30日付けで参与としての活動も一段落させて頂きたいと考え、日、総理へ退任の報告を行

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    nono_sub 2011/05/01
    まだ対策が講じられていない提言もあります。とりわけ、次に述べる、「法と正義に則り行われるべきこと」、「国際常識とヒューマニズムに則りやっていただくべきこと」の点では考えている
  • NHK「かぶん」ブログ:NHK | 科学と文化のニュース | 多くの原発 電源車が出力不足

    東京電力の福島第一原子力発電所の事故を受けて、各地の原発では、電源の喪失に備えて新たに電源車などを配備しましたが、その多くが、原子炉を継続的に冷やして100度未満の安定した状態にするには出力が足りないことが分かりました。 全国のすべての原発では、福島第一原発の事故のあと、経済産業省の原子力安全・保安院の指示に基づいて、電源車などの移動式の発電機が新たに配備されています。NHKで、東京電力の福島第一・第二原発を除く全国15か所の原発で、電源車などの出力を調べた結果、このうち12か所の原発では、40キロワットから800キロワット程度のものにとどまっていて、原子炉の状態の監視や弁の操作などはできますが、原子炉を継続的に冷やして100度未満の安定した状態にするには出力が足りないことが分かりました。また、残る3つの原発では、3000キロワットを超える電源車を配備していますが、すべての原子炉を同時に冷

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    nono_sub 2011/05/01
    多くの原発 電源車が出力不足
  • NHK「かぶん」ブログ:NHK | 原発データ&用語 | 環境中に出た「放射能量」まとめ (判明分)

    東京電力福島第一原子力発電所からは、一体どれだけの量の放射性物質が大気中や海水中に出たのか? これまでに明らかになった放出量に関するデータを、いったんまとめます。 ▼大気への放出量        3.7×1017Bq(原子力安全・保安院の試算) 6.3×1017Bq(原子力安全委員会の試算) ※放出されたヨウ素131とセシウム137の合計(ヨウ素換算値)です。 ※チェルノブイリ事故での放出量は5.2×1018Bqと推定されています。 ▼海への放出量        (ピットからの高濃度汚染水)  4.7×1015Bq(東京電力の推計) (比較的低いレベルの汚染水)  1.7×1011Bq(東京電力の推計) ※高濃度汚染水は、2号機のピットと呼ばれる施設から、4月1日~6日にかけて凡そ520トンが流出したと推定されている。 ※比較的低いレベルの汚染水は、東京電力が4月4日から数日間をかけて「廃

  • NHK「かぶん」ブログ:NHK | 解説コーナー | 【解説・被ばく限度は1ミリ?20ミリ?100ミリ?】

    文科省などはおととい、福島県内で子どもたちが学校で安全に過ごすための放射線量の限度について「年間20ミリシーベルト未満」という目安を発表しました。 しかしこのニュースを聞いてこんな疑問を持った方もいると思います。 「以前のニュースでは、年間の放射線量は1ミリシーベルトまでと言ったはず」 または、「いや、100ミリシーベルトまでは安全という話も聞いたけど」 いったいどの考え方が正しいのでしょう?藤原記者が解説します。 まず、一般の人が浴びても差し支えないとされる1年間の被ばくの基準は、1ミリシーベルトです。これは、世界の放射線医学などの研究者でつくるICRP=国際放射線防護委員会の勧告に基づいて日が採用しているものです。 一方で放射線は実際には100ミリシーベルトを超えなければ「健康への影響は確認できない」とされています。ICRPは「放射線は浴びないのに越したことはない」という発想で年間1

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    nono_sub 2011/04/23
    今回は、あくまで学校の安全の目安です。そして政府はこの目安を使っている間もできる限り年間1ミリシーベルトに収まることを目指して、引き続き被ばく量を減らす努力を続けることが求められます。
  • NHK「かぶん」: 「原発危機へ総力結集を」 水野倫之解説委員

    東京電力の福島第一原子力発電所は地震から2週間以上がたってもいまだに原子炉や使用済み燃料が十分に冷却できない深刻な事態。現場では強い放射線が飛び交う中、事態の拡大を防ぐための懸命の作業が続きます。 原発周辺だけでなく、首都圏も含めた広い地域で放射性物質が検出され、不安も広がっている。今夜の時論公論は原発を冷却して事故を収束させるために今、何が求められるのか、水野倫之解説委員の解説です。 福島第一原発の1号機から4号機はこのまま冷却がうまくいかず燃料の溶融が進むと大量の放射性物質の飛散につながる恐れもあり、絶対に回避しなければなりません。 そのためにもまずは原子炉と使用済み燃料プールを冷やして、安定的な状態に持って行けるかどうかが焦点です。 このうち1号機から3号機の原子炉には、仮のポンプで水の注入が続きます。しかし、燃料棒の一部は溶融し、高濃度の放射性物質を含んだ水が原子炉から漏れていると

  • NHK「かぶん」ブログ:NHK | 解説コーナー | 【藤原記者解説・波紋広がる学校の放射線量目安の公表】

    東京電力福島第一原子力発電所の事故で、福島県内の保護者などから「子どもを登校させて大丈夫か」といった不安の声が上がっていることから、文部科学省などは、避難区域などを除く地域の保育所や学校で、校庭や屋外での活動を制限する目安となる、空気中の放射線量を定めました。 学校の放射線量の目安はどのように定められたのか、藤原記者の解説です。 藤原記者: 今回示された学校での屋外活動を制限する目安。改めてどんな判断があって決められたものなのでしょうか? まず今回示された目安は、こちらです。 1時間あたり3.8マイクロシーベルト以上の学校ということになっていますけれども、これは政府の原子力災害対策部が、とりあえずの考え方としてこの目安を決めたんです。 根拠となったのは放射線の専門家で作るICRP=国際放射線防護委員会です。ここが示している、事故が収束した後の基準として示している値なんです。この基準では、

    nono_sub
    nono_sub 2011/04/21
    体に受ける放射線の量はできる限り低く抑えるというのが国際的な大原則
  • NHK「かぶん」ブログ:NHK | 解説コーナー | 【ミニ解説・原発事故・収束までの道のりは】(大崎要一郎記者)

    事故発生から1か月。事態収束の見通しが見えない東京電力福島第一原子力発電所。 長期間にわたって避難生活などを強いられている周辺住民にとって、いまもっとも知りたいのは、いつ事態が収束するのか、安全な状態になるまでにはどれくらいの時間がかかるのか、という見通しです。 その手がかりとなるのがいま原子炉の状態がどうなっているかという情報です。 国や東京電力は、核燃料が損傷していることは認めていますが、データが限られているとして、具体的な状態を説明できる状況にはないとしています。 これについては専門家の間でも見解にかなりの幅があります。 その中で国の原子力安全委員会の元委員長の松浦祥次郎さんは、安全を重視し、より厳しい状態を想定すべきだとしています。 公開されているデータをもとに松浦さんら研究者が想定している原子炉の状態です。 まず、燃料棒が集まって出来た炉心は、原子炉の水位が下がって露出したことで

  • NHK「かぶん」ブログ:NHK | 福島第一原発データ | 【セシウムの海洋への影響は】藤原淳登記者

    東電福島第一原発事故では、放射性物質による海への影響も懸念されます。放射性ヨウ素は放射線の量が半分になる期間の「半減期」が8日と比較的短いものの、放射性のセシウム137は、およそ30年と長いため環境中に残りやすいとされ、心配されるかたが多いと思います。 海洋生物環境研究所などによりますと、海に流れ込んだセシウム137はエラなどを通じて直接、魚の体内に取り込まれることはありませんが、魚の種類によっては、エサのプランクトンや小さな魚などを通じて蓄積していく場合があります。 こうした「生物濃縮」によって魚の体内のセシウムの濃度は海水の10倍から100倍に高まるとみられています。放射性物質が海水に流れ出してから魚で検出されるまでには時間差があるのが普通で、流出が確認されたあと、2か月から3か月経って検出されることも多いということです。 ただ、水銀などのように長期間、残り続けることはなく数十日で体の

  • リエゾン被災人

    いつ、どこで、誰に起こるかもしれない自然災害から、より多くの命が救われ、人々がつながり、支え合うことを目指して、語り合う場。それが「リエゾン被災人」です。被災された障害者や高齢者、病気の方などに関する安否や支援の情報を、 教育テレビの「福祉ネットワーク」「きらっといきる」で随時放送しています。 ホームページでは、被災地へのメッセージも受け付けています。

    nono_sub
    nono_sub 2011/03/20
  • NHK「かぶん」ブログ:NHK

    NHKで「科学」と「文化」のニュースや番組の取材にあたる専門記者の集団、「NHK科学文化部」のブログです。日海外の科学と文化の話題と番組のお知らせ、取材エピソードなどをお届けします。東北関東大震災を受けて、多くの方が避難所での生活を余儀なくされています。 避難所での生活は特に高齢者にとって過酷なものとなります。災害時の看護の専門家である兵庫県立大学看護学部の松岡千代准教授の研究チームは、阪神・淡路大震災の教訓を生かして以下のようなパンフレットを作成しています。 このパンフレットはインターネットでも公開するとのことですが、避難所で過ごしている多くの高齢者のケアは一刻を争う事態ですので、松岡准教授のご許可をいただき、内容を転載させていただくことにしました。多くの人に読んでいただきたいと思います。 快くご許可いただきました兵庫県立大学の松岡千代准教授に御礼申し上げます。

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