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小説に関するnootacaのブックマーク (6)

  • 円城塔『道化師の蝶』攻略ガイド - 大森望|WEB本の雑誌

    第146回芥川賞をめでたく(当欄の予想を覆して)受賞した円城塔『道化師の蝶』が、同じ〈群像〉初出の中編「松ノ枝の記」を加えて単行化。予定を1カ月近く早めて、1月26日に発売された。 選考委員の黒井千次氏が「2回読んだが2回とも途中で寝た」と告白したり、ニコ生ブンガク解説委員のペリー荻野氏が「4回読もうとしたけど読めなかった」と述懐したり、なんだか難解で前衛的(!)でSFチック(!!)で筋がない小説だと思われている節があるんですが、全然そんなことはありません。 しかし、睡眠薬としての効果はともかくとして、狐につままれたような気分を味わう読者がけっこういるのは事実らしい。そこで、どうしても多少の道案内がないと不安でしょうがないという読者のために、当欄で勝手にガイドする。ごくあたりまえのことしか言わないうえに、もしまちがってても責任はとりませんのでそのつもりで。 さて「道化師の蝶」がどういう話

    円城塔『道化師の蝶』攻略ガイド - 大森望|WEB本の雑誌
  • 徹夜小説「シャンタラム」

    鉄板で面白い小説はこれ。 もしご存じないなら、おめでとう ! あらすじも紹介も無いまっさらな状態で、いきなり読み始めろ(命令形)。新潮文庫の裏表紙の"あらすじ"すら見るの厳禁な。あと、上中下巻すべて確保してから読み始めるべし。さもないと、深夜、続きが読みたいのに手元にないという禁断症状に苦しむことになるだろう。 どれくらい面白いかというと、ケン・フォレット「大聖堂」、中島らも「ガダラの豚」、古川日出男「アラビアの夜の種族」級といえば分かるだろうか。要するに、「これより面白いのがあったら教えて欲しい」という傑作だ。寝惜しんで憑かれたように読みふけり、時を忘れる夢中(わたしは4回乗り過ごし、2度事を忘れ、1晩完徹した)。巻措く能わぬ程度じゃなく、手に張り付いて離れない。とにかく先が気になって気になって仕方がない。完全に身を任せて、物語にダイブせよ。 このエントリも含めて前知識は邪魔。読め

    徹夜小説「シャンタラム」
  • 全文掲載:芥川賞受賞会見 円城塔さん | NHK「かぶん」ブログ:NHK

    (写真: (C)講談社) さまざまな言語を操る謎の作家や「架空の蝶」などが登場する前衛的な作品、「道化師の蝶」で芥川賞受賞が決まった円城塔さん(39)。受賞会見を全文掲載します。 当にこのたびは栄誉ある賞をいただきまして当にありがとうございます。 大変大胆な決断があったのではないかなと思っています。 私が書くものは割と奇妙な小説と言われることが多いのですが、その奇妙な方向でやってみろと言われたと認識しておりますので、奇妙な小説をもっとやっていければと思います、どうもありがとうございました。 (以下 質疑応答) Q:2007年のデビュー、3度目のノミネートでの受賞でとんとん拍子の印象もあるが、 ご自分では長かったと感じているか? 順調に来たかという話についてですが、早稲田大学の坪内逍遥大賞奨励賞を11月にいただいて、あの賞は3回目なんですが、過去2回の受賞者が芥川賞をとらなくてはな

    nootaca
    nootaca 2012/01/19
    これか。本当に両極端。『屍者の帝国』はいつ読めるかな?
  • コンプリート・シャーロック・ホームズ

    名探偵の代名詞、シャーロック・ホームズ。 全作品を合計すると60作品(長編4、短編56)にもなります。 文庫にして9~10冊ですから、全部読み切るのはなかなか大変です。 原作の著作権はすでに切れていますので、英語のテキストは数多くのサイトで公開されていますが、 邦訳はほとんど著作権が残っており、インターネット上で自由に読める邦訳はごく一部に過ぎません。 このサイトでは、既存の著作権に抵触しないように、全ての作品を改めて原作から翻訳し直して公開しています。 初出誌のストランドマガジンに掲載されたシドニー・パジェットのイラストも、ほぼすべて掲載してありますので、パソコンや携帯から、存分に世紀の名探偵シャーロック・ホームズの魅力をお楽しみください。 Tweet

    コンプリート・シャーロック・ホームズ
  • 「月と蟹」著者 道尾秀介さん

    気鋭の小説家・道尾秀介さんの新作長編『月と蟹』がついにドロップした。今作の主人公は道尾作品にとって久しぶりとなる「子ども」。小学5年生の慎一と春也はどうして神様を創り出したのか? 大人の眼からは見えない子どもの純粋で残酷な世界を描いた今作について、道尾さんにインタビューを行った。 道尾:「もともと今作は子どもを主人公に据えるというところから始まったんですが、ある時代以降の子供は日常の中に携帯電話やゲームが入り込んじゃっているので、普遍的なものが書きにくい。だから少し舞台を昔にして、僕が小学5年生の頃を中心に、その前後で作品の内容にそぐう年を探しました」 ――作では慎一、春也、鳴海という小学5年生の子どもたちを主人公に据えています。子どもを主人公にするのは、道尾さんの作品としては久々ですよね。 道尾:「メインの視点で使うのは久しぶりです。編集さんの方にどんなのが読みたいですかと聞いたときに

    「月と蟹」著者 道尾秀介さん
  • 夢枕獏氏、ニコニコで読める小説「今やることに意味がある」

    作家・夢枕獏氏の新刊「翁-OKINA 秘帖・源氏物語」(角川書店)が、12月2日に刊行される。六条御息所の生霊が葵の上に憑依する、源氏物語「葵の巻」を大胆にアレンジした内容。あとがきにも「すみませんが傑作です」と書いている通り、かなりの自信作だ。 「源氏物語なのになぜか陰陽師が登場」という刺激的な中身もさることながら、注目は「単行/文庫/電子書籍の同時発売」という展開方法。電子書籍はBOOK☆WALKERで販売し、ドワンゴのWebサービス・ニコニコ静画でも読めるようになる。 ニコニコ静画版は、ニコニコ動画のように読者のコメントが付けられるのが特徴。今回の作品には「どういうことかこの後分かります」「夕顔は、実は頭中将とも関係のあった女性」といった形で、編集部の注釈があらかじめテキストコメンタリーとして入っている。 電子書籍上にコメントが付けられるのがニコニコ書籍の特徴。今作では編集者のオー

    夢枕獏氏、ニコニコで読める小説「今やることに意味がある」
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