舛添要一氏が東京都知事に当選して二週間経った。彼のスローガンは「東京世界一」というワードで、これを見た時ぼくは正直、げんなりした。とくに2020年の東京オリンピック開催を絡めたメッセージであることが、「あの素晴らしい高度成長よもう一度」と言ってるようで前時代的に思えた。 ぼくのFacebookのウォールでは彼の当選を知って「信じられない」とショックを受ける人が多かった。彼に関しては昔の発言をあげつらう記事が飛び交い、こんな人に投票するなんてありえない、というムードだった。でもそんな記事が届かなかった人の方が現実には圧倒的に多かったのだろう。SNSのコミュニケーションがいかに局所的なものかを思い知らされた。