ブックマーク / ohmura-study.net (1)

  • 日本刀の刀身構造

    刀 身 構 造 の 解 明 地刃、体配などの外見上の情報は世の中に横溢しているが、刀身の構造、強度に関する刀身の実質内容は殆ど解明されていなかった。 その理由は、研究の為に試料(刀身)の破壊が不可避であり、その為に経費、歴史遺産の保全の観点から試料確保が困難であった。 加えて、鉄の芸術と讃えながらも刀身の実質に関心を寄せる金属、冶金科学者が極めて少なかったことに因る。 一方、市井の日刀研究家、刀匠、研師として刀身を破断して独自に研究された方達は、格的検査・分析装置が個人で手軽に利用 できない為に、残念乍ら散文的観察に止まっていた。 日刀の実質に関する科学的分析の嚆矢(こうし)は明治39年~大正13年の東京帝大・俵國一博士であり、次いで昭和4年の京都帝大理学 部近重研究室・足田輝雄講師の刀身断面のスケッチ図である。これは近重眞澄著「東洋錬金術」に収録された。 この時代の刀身組織観察は光

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