アボカドは、クスノキ科ワニナシ属の常緑高木のことで、私たちが食しているのはその果実です。アボカドは、未熟な内に収穫し、常温で追熟させてから出荷されます。皮が緑色のものは未熟な状態。果皮が黒みがかり、手に持った時にやや弾力を感じるくらいが食べ頃です。 国内で販売されているアボカドのほとんどがメキシコ産で、一年中出回っていますが、おいしい時期は3~9月といわれています。一方、南半球のニュージーランド産は、10~1月が旬となります。また、日本国内では和歌山県や愛媛県などで生産されており、12月に収穫時期を迎えます。 国産のアボカドはベーコン種とよばれる品種で、輸入物に多いハス種と比べて濃厚な味が特徴。国産のアボカドは生産量が少なく、市場にはなかなか出回らないので、シーズン前からインターネットなどで生産農家をチェックしておくとよいでしょう。 「森のバター」といわれるほど脂肪分が多く栄養価が高いアボ