2018年の世相を表す「今年の漢字」は「災」が選ばれた。地震や豪雨などによる被害は、わたしたちの暮らしが常に自然災害の脅威と隣り合わせにあることを教えてくれた。 一方で「平成」も終わろうとしている。この時代に起きた数々の出来事は、“平成”の語感には似つかわしくないものがほとんどだった。30年の間に世界は劇的な変貌を遂げ、日本社会も大きく変質した。後世の歴史家は、2018年をターニングポイントの年と指摘するかもしれない。 世界がこれからどこへ向かおうとしているのかは誰にもわからない。まるで海図もないまま航海しているようなものだ。そんなとき、本が道しるべになるようなことは、誰しも経験のあることだろう。今年発売された本にもヒントを与えてくれる名著がたくさんあった。 今回は年末にあわせ、わたしたちがいまいる場所を指し示してくれる本を選んでみた。2018年も終わろうとしているいま、わたしたちの“現在
China is racing ahead in 5G. Here’s what that means. 5Gをめぐる覇権争い 「インフラ」の先にある 中国の本当の狙い 中国は次世代モバイル通信「5G」の展開に本気だ。中国通信機器メーカー大手ファーウェイ幹部の拘束も、背景には5Gを巡る米中の覇権争いがあると見られている。中国の5G展開は何を意味するのか? 5つの視点で読み解く。 by Elizabeth Woyke2018.12.21 195 108 4 1 房山(ファンシャン)は、北京市の南西部を占める静かな行政区だ。もっとも有名なものといえば、つい最近まで石油化学プラントと鉄鋼プラントだった。この房山の閑静な集合住宅と線路の周は、いまや中国各都市を巻き込むモバイル革命の一翼を担っている。中国は現在、5Gテクノロジーの導入を世界最大規模で進めているのだ。 2017年秋、房山区人民政府と中
アンドピッツァ(&pizza)のマイケル・ラストリア最高経営責任者(CEO)は、自身のブランドをピザコンセプトとしてではなく文化的運動と考えている。 「私たちは、従業員にとって正しいことをすることで世界を変えるという壮大なアイデアを持っている」とラストリア。「結束とつながり、目的意識を通してリードすることで、食品サービスの領域において他社にとってのケーススタディーになりたいと思っている」 アンドピッツァは、高い賃金の提供と従業員の開発に力を入れている。同社は、主にマイアミからボストンまでの米東海岸沿いで現在35店舗を経営し、今後1年半でその数を倍増させる計画だ。 全ての店舗は会社直営で、ラストリアはこれが大きな強みになると考えている。投資家も、それに合意のようだ。同社は2016年に集めた2500万ドル(約28億円)の投資を含め、事業拡大のため複数の資金調達ラウンドを与えられている。 「技術
弱冠24歳の起業家が率いるインドの新興ホテルチェーンが、ソフトバンクらから10億ドル近い資金調達を実施し、中国やアジア市場への進出を加速させている。 インドのホテルチェーン「オヨホテル(Oyo Hotels)」は9月にソフトバンクが主導し、ライトスピードベンチャーズやセコイア・キャピタルらが参加した調達ラウンドで、8億ドル(約890億円)を調達。さらに2億ドルの出資を取りつけたことを明かしていた。 首都デリーの近郊都市、グルグラム(旧グルガオン)に本拠を置くオヨは、今後の事業拡大に向けて6億ドルを中国市場に、1億ドルをインドネシア市場に投じるという。 「中国市場はとてつもないポテンシャルを秘めたマーケットだ」とオヨの創業者のリテシュ・アガルワルは話す。彼はまだ19歳だった2013年に同社を創業した。「ミドルクラスの人々向けに、低価格で安心できるクオリティの宿泊体験を提供していきたい」 昨年
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