3月26日、マカオの総合リゾートホテル「ウィンパレス」で、アジアのベストレストランの授賞式が行われた。 ここまで4年連続、バンコクのモダンインド料理「ガガン」が1位の座に君臨していたが、今年、昨年5位だったシンガポールのモダンフレンチレストラン、「オデット」がその連覇を止めた。 オデットは、2017年に初のランクインでいきなり9位となり、「ハイエスト・クライマー賞」を受賞。翌2018年には5位、そして今年は1位と右肩あがりに順位を上げた。とはいえ、同店のフランス人シェフ、ジュリアン・ロワイエは、突然現れた新星ではなく、元々シェフとして働いていた「ジャーン」では2015年に11位を獲得するなど、安定した実力を持つ。 「軽やかでフェミニンなフランス料理が自分のスタイル。長年アジアに住んでいる中で、野菜、スパイス、柑橘類などを中心に、東南アジアの味わいは自然に取り入れている。バランスを取ることは