優れた現代詩に贈られる第21回萩原朔太郎賞(前橋市など主催)の選考委員会が2日、同市で開かれ、詩人で美術評論家の建畠晢(たてはたあきら)さん(66)の詩集「死語のレッスン」(思潮社)が受賞作に選ばれた。 受賞作は言葉を主題にした22の詩を収めている。選考委員の作家高橋源一郎さんは「戦後詩の様々な技法がちりばめられた作品。戦後詩や現代詩がどういうものだったかをよく表している、素晴らしい成果だ」と評した。 建畠さんは京都府出身で、京都市立芸術大の学長も務める。高見順賞や歴程新鋭賞を受賞し、萩原朔太郎賞でも過去に2度、候補にあがっていた。 最新トップニュース