MySQLの従来のレプリケーションでは、マスターからの更新があった場合、スレーブではシングルスレッドで処理されます。よって、マスターの並列での更新が多いと、スレーブで遅延が発生することがよくあります。最近のMySQLでは、スレーブでの実行を速くするために「マルチスレッドスレーブ」という機能が追加され、並列実行が可能になっています。 今回は、MySQL5.6から追加されたマルチスレッドスレーブ(MTS)について、MySQLのバージョンによる進化と共に紹介します。 MTSについて 前提として、MTSを有効化するには、スレーブでslave_parallel_workersオプションに0より大きい数値を設定します。デフォルトは0(無効)です。 このオプションは、並列で実行するためのスレーブワーカースレッドの数を指定します。SQLスレッドは従来であればスレーブにSQLを実行していましたが、MTSの場
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