先週、フェースブックと比較しながら、グーグルのトップ交代に関する分析記事を掲載したが、さっそく読者の皆さんから様々な感想を頂いた。その中で気になったのが「フェースブックはクローズドな世界と感じない」方が多いことだ。反面、オープン・モデルを基本とするウェブ・ビジネスに、十分な関心が払われていない。 気楽に見過ごしがちだが、日米におけるネット・コンテンツの格差は、そのままインターネット・ビジネスの国際競争力に結びつく。そこで最近米国で渦巻くウェブ尊重論やSNS非難、アプ・エコノミーへの反発などをまとめてみたい。 ワイヤード誌は、ウェブが死んだと言うが・・・ インターネットに関心の高い読者であれば、昨年夏に話題となった「the Web Is Dead(ウェブは死んだ)」という米ワイヤード(Wired)誌の記事を覚えていらっしゃるだろう。インターネット・カルチャーを代表する同誌は、2010年8月号
![フェースブック、iPhoneに殺されるウェブオープン・モデルに立ちはだかるプライバシーの壁(小池 良次) @gendai_biz](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/372489352b9b4007716378b7b6e9d2b937a5088a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fcommon%2Fimages%2Fv3%2Fmeta%2Ffb_ogp-image.png)