たんすなどが倒れた室内。3月11日の地震よりも被害が大きかったという=4月8日、仙台市宮城野区福田町(佐藤正実さん撮影) 「とても住めないと思った。家の中は、3月11日よりもひどかった」 仙台市宮城野区で震度6強を記録した4月7日の余震の翌日。出版社代表で、20世紀アーカイブ仙台副理事長の佐藤正実さん(47)=宮城野区=は、宮城野区福田町の自宅近くの実家を再訪し、その被害に驚いた。 前夜は、真っ暗な中、父実さん(77)を連れだして避難させるのに精いっぱいで、部屋の様子に気付かなかった。 部屋はがらりと変わっていた。たんすは倒れ、床は盛り上がり、壁の一部も崩れていた。外のブロック塀も壊れていた。「基礎がゆがんでしまった」(佐藤さん)と感じた。 その後、実家は「半壊」と判定された。実さんは不安を感じながらも生活を続けていたが、10月になって「全壊」に判定が変更され、家を出ることにした。
集中豪雨のため金沢市を中心に11棟が全半壊し、1993棟に浸水被害が出た昨夏の浅野川水害から28日で1年が経過した。同市内では各地でメモリアルイベントが行われ、参加者は再発防止への決意を新たにしていた。【野上哲、澤本麻里子】 ◇「児童生徒ボランティアの日」設定 2万6000人、早朝から活動--金沢市 当時、中高生を中心に多くのボランティアが復旧作業に当たったことから、その志を受け継ぐため、金沢市教委はこの日を「全市児童生徒ボランティアの日」に設定。市内小中学校生計約2万6000人が早朝から活動に取り組んだ。 市立馬場小の児童らは午前9時から、被害の大きかった同市東山1の浅野川河川敷で草むしり。山出保市長も一緒に汗を流した。 同小6年の境裕一君(11)は、自宅が床下浸水し、今でも夢に見て飛び起きることがあるという。「それでも、忘れたらいけないと思う」。山出市長は「貴重な教訓として訓練を繰り返
今年は雨が多い。8月26日~31日にかけて東海・関東地方を中心に襲った集中豪雨は「平成20年8月末豪雨」と命名されている。床上・床下浸水は8500棟以上。1時間降水量が観測史上1位を更新した地点は、北海道夕張市、東京都八王子市、府中市、愛知県岡崎市、広島県福山市など21カ所にのぼる。 あの豪雨で地盤が緩んだ直後、もしも大地震が起きていたら……と考えるとゾッとする。取り越し苦労だ、と笑わないでほしい。 マグニチュード8クラス(阪神淡路大地震7.3、大正関東大地震7.9)の東海地震は、いつ発生してもおかしくない。今後30年以内の発生確率は87%だ。同じプレート境界地震の十勝沖地震は、同発生確率60%だった03年に起きている (文部科学省 地震調査研究推進本部「全国を概観した地震動予測値図」より)。 地震、台風、大雨の襲来は、日本列島で暮らす人間が背負う「宿命」だ。われわれはどのように備え、万一
水害時の生活再建支援課題に関する研究 −平成 16 年台風 23 号豊岡市円山川周辺の水害を事例として− 7.都市計画−5.都市環境と災害 生活再建 水害対策 復旧支援制度 豊岡市円山川周辺の水害 が低くなっている. これはこの地域が水害常襲地域であり,古くからある 住宅は過去の浸水経験を教訓とし,少し高い場所に住宅 を構えていたり,玄関の高さを道路の高さに比べ高くす るなどの対策が取られていたりするのに対し,この地域 に住み始めて長くない世帯は住宅が低いところにあった り,住宅が道路と同じ高さであるので図のような結果が 生じたと考えられる. 2及び図3参照) (図 正会員 同 ○菊池広顕*1 大西一嘉*2 平成 16 年台風 23 号 1.研究の概要 阪神淡路大震災以降, 平成 10 年に被災者生活再建支援 法が創設され, 平成 16 年には大きく見直されて居住安定 支援制度が追加され
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