カビが発生した畳を外し、湿った床板を乾かす後藤さん。和室は使用できないままだ=25日、宮城県南三陸町の枡沢復興住宅 東日本大震災の被災者が暮らす宮城県南三陸町と気仙沼市の一部の災害公営住宅で、畳にカビが大量発生し、苦情が寄せられている。市町と施工業者は緊急点検を行い、対策に乗りだしたが、健康被害を訴える入居者もいる。カビは一部の仮設住宅で発生。「ついのすみか」となる災害公営住宅でも起き、生活不安が広がっている。 カビが発生したのは、南三陸町歌津の町営枡沢復興住宅(20戸、鉄骨造3階)と気仙沼市の市営赤岩五駄鱈住宅(21戸、同3階)。南三陸は高台、気仙沼は山すその造成地に建設された。1階の少なくとも南三陸が6戸、気仙沼が2戸の居室の畳にカビが発生した。 1月に完成した南三陸の住宅1階に住む後藤美智子さん(36)は、夫と2月に入居。6月下旬、6畳和室の畳一面に青いカビが生えているのを見つけ
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