◇「1日も早く見つけたい」 8月の台風9号で大きな被害を受けた佐用町で29日、今も行方不明になっている小林文太君(10)ら男女2人の大規模な捜索活動が行われた。町消防団や佐用署などから約300人が参加したが、遺留品などを見つけることはできなかった。 この日は、幕山川や佐用川沿いを集中的に捜索した。2頭の警察犬も投入され、河川敷の草むらなどを約3時間かけて調べた。 捜索には、小林君の親族約10人も加わった。祖父の武さん(68)は「1日も早く見つけて(台風9号で亡くなった)お母さんの元に連れていってあげたい。今後も忍耐強く探し続ける」と語った。 また、岡山県美作市から中国道の佐用インターに向かう途中に行方不明になった蜂須賀貴子さん(32)の職場同僚3人も初めて参加。同僚の女性(31)は「職場も寂しくなった。早く手掛かりを見つけたい」と話していた。 来月6日には、台風9号の犠牲者を悼む町主催の合