復旧作業が続く湘南ベルマーレの練習場。天然芝を傷つけないよう、重機のアームで挟んだ角材をピッチ表面にはわせて泥水を押し出している =24日、平塚市の馬入ふれあい公園サッカー場 台風19号の影響で冠水したサッカーJ1湘南ベルマーレの練習拠点、馬入ふれあい公園サッカー場(平塚市)で、重機を使った懸命の復旧作業が続けられている。相模川から大量の堆積物が流れ込んだピッチは「過去最悪の状態」(クラブ関係者)。J1残留を懸けたリーグ戦が最終盤を迎える中、所有者の平塚市も本格的な支援に乗り出した。 河川敷に2面あるサッカーコートは、冠水から約2週間たった今も泥などに覆われたまま。一部に緑も見えるが、作業員の亀井和也さん(44)は、ため息交じりに言う。「あれは泥を貫いて芝が生えてきた部分。あの下も泥まみれ」。荷台に堆積物を積んだトラックが行き交い、除去作業を見詰める市内在住のサポーター、岩崎律子さん(53