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世界で愛されるプログラミング言語Rubyの作者まつもとゆきひろ氏。その開発メンバーも約半数は海外。仕事として開発できたから今のRubyがあると、まつもと氏は言う。そして、Rubyを自分の技術力やツールを発信するための踏み台に活用してほしいと語る。 Rubyコミュニティーはどのように活動しているのですか。 ソースコード変更の権限を持つコミッターは90人弱います。日本人は約半分で、他は海外にいる方です。ただし、Ruby本体を開発している人の他にも、ライブラリを開発している人や、さまざまなOSへの移植や検証を担当している人、ドキュメントを整備してくれている人もいます。その中で、本当にコアの部分を開発しているのは5~6人。それは全員日本人です。 Rubyには毎日10~20件のコミット(変更)があります。全部は見切れないですね(笑)。最近は自分自身でRubyを直すことはほとんどなくなりました。自分が
2012年9月に行われた札幌Ruby会議2012の基調講演の1つで、Rubyの生みの親のまつもとゆきひろさんが、最近あった面白いエピソードを混じえて“イノベーション”の本質について語っていました(44分の動画)。ポイントとなる部分をまとめてみました。まつもとさんの話はもちろん、統計的裏付けだとか学問的裏付けがある議論というものではありませんし、ご本人も楽しそうに話し、聴衆も楽しんでトークを聞くというゆるい感じのものでした。ただ、「イノベーションの本質は捉えがたい」というメッセージや、「だからあれこれ考えずにコードを書こう、われわれはコードを書くことにアイデンティティを感じているのだから、それこそがハッピーになる道だ」というメッセージは、参加していたRubyistたちの胸に響くものがあったのではないかと思います。 以下、口語文体のまま、ポイントとなる前半のトークをまとめてみました。トーク後半
Linuxの創設者であるリーナス・トーバルズ氏と、Rubyの創設者まつもとゆきひろ氏---2つの代表的なオープンソース・ソフトウエアの作者である両氏に、日本の技術者へのメッセージを語ってもらった。「大切なことは自分のやっていることが好きであること、やり続けること」、「プログラミングの楽しさは『創造』」と2人は技術者にエールを送る。(聞き手は高橋 信頼=ITpro編集) まつもとゆきひろ氏:僕は15年間、Linuxを使ってきて、その上でRubyで開発をしてきました。 実際のところ、僕が書いているのはC言語で、あなた(リーナス・トーバルズ氏)もそうだと思うけど、僕は上のレイヤーを向いていて、あなたは下のレイヤーを向いている。 我々には多くの共通点があると思います。趣味としてプロジェクトを始めたこと。今はとても大きなコミュニティに育っていること。 リーナス・トーバルズ氏:僕は個人的に信じているん
_ [言語] The Go Programming Language もう知っている人は知っているGoogleからのシステムプログラミング新言語Go。 すっかり祭りには乗り遅れた感があるけど、少しだけコメントをつけておこう。 目次 言語仕様 言語実装 技術的でない話 まとめ 言語仕様 総合的に見て、非常にバランスを考えているように思える。 JavaやC++のような複雑さを排して、シンプルに徹する一方、 言語好きを刺激するような新しいアイディアをそこかしこに配置している。 特徴である「コンパイルが高速」というのも、 このシンプルな言語仕様が寄与していると思われる。 個人的に、注目したのはオブジェクト指向機能と、並列機能。 interfaceによる、継承のないオブジェクト指向(duck typing)は、かなり私好みである。 昔からこういう言語が欲しかった。interfaceのみ動的結合を許す
本日、バス通勤になってから初めてバスに忘れ物をしてしまいました。忘れたのはお弁当袋に入ったお弁当です。それをバス会社へ取りに行ったときの一コマです。 私「今日、バスで忘れ物をしたものですが」 バス会社の人(以下、バ)「これですよね」 私「あ、それです」 バ「それではこちらの紙に名前と住所を書いてください」 私「はい」 そして、私が紙に名前と住所を書いていると、バス会社の人が、私のお弁当袋を指でさしながら恥ずかしそうと、 バ「あのー、これ雑誌とかにでている…、あの人(まつもとさん)なのですか?」 私「いやいや、全然違いますよ。その人と私は同じ会社でして、サインをもらっただけです」 バ「あ、そうなのですか」 なんと、バス会社の人は私を「まつもとさん」と間違えてしまったのです。まつもとさんと私は全然違います。それなのに、なぜ間違えたかというと、私がこんなお弁当袋をバスに忘れてしまったからです。
私がプログラミングを始めたのは中学校3年生のときでした。父が買ってきたシャープのポケットコンピュータ(PC-1210)でBASICを使うようになったのです。わずか400ステップしか入力できない小さなコンピュータでしたが、それでも自分の命令したとおりに動作するポケコンを見ていると、自分にはなんでもできるようなそんな「万能感」を感じさせてくれました。 それから四半世紀以上たちましたが、私がプログラミングから感じる「わくわく」は少しも減ることはありません。むしろ、どんどん増えているように感じます。長いプログラム経験を踏まえて、いま、感じるのは、 プログラミングは人生だ ということです。プログラムには人生のあらゆる側面が詰め込まれています。文字どおり、人生そのものといってもいい過ぎではないでしょう。……うーん、やっぱり、いい過ぎかな。 プログラミングはスポーツだ 皆さんの多くは若いときにスポーツに
I had the pleasure of attending a presentation by Yukihiro Matsumoto (aka “Matz”) on Ruby 1.9 today. I had heard that he is a very nice guy, and he definitely came across as very charismatic. He is not particularly fluid in English, and in previous interviews I had heard with him, he often used an interpreter. But I was impressed that he actually delivered the presentation (and Q&A) in English. He
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