[東京 30日 ロイター] 4─6月期決算の発表が本格化する中で市場の関心を集めたソニーと松下電器産業。ソニーが大幅減益、松下は大幅増益と正反対の結果となり、株価も明暗を分けた。市場参加者は業績に一段と神経質になっており、ハイテク企業同様、米国を中心とするグローバルマーケットを相手とするトヨタ自動車の決算(8月7日発表)にも警戒感が広がっている。 トヨタは28日に2008年の世界販売計画を下方修正しており、通期業績見通しが引き下げられるようだとショック安もありそうだ。 <対照的だったソニーと松下、全体に慎重ムード残る> 決算発表シーズン前半に集中するハイテク企業の発表が進んでいる。なかでも注目を集めたのがソニーと松下電器産業。ソニーの連結当期利益(米国会計基準)が前年同期比47%の減益となる一方、松下は同86%の大幅増益。「白物家電と携帯電話で両社の差がついた。松下電器は白物家電が好調で携