本展は、本年5月にワシントンDC・ニューヨークにおいて開催された水木しげるの展覧会の帰国展として開催いたします。 アメリカが絶賛した五十五枚の版画(木版画、アートグラフ)を通じて水木しげるの世界観と芸術性を生まれたままの純白な心で体感し、水木しげるのファンタスティックな妖怪にそっと触れていただけるような企画展示です。 世代を超えて愛され続ける「ゲゲゲの鬼太郎」に出てくる妖怪仲間が東海道中をユーモラスに旅する姿を描いた木版画を中心に、この度新たに作られたアートグラフ55点や版木、パネル等と境港の水木ロードの映像や写真をコラボレーションして、通りを行きかう妖怪の風景を展示致します。 妖怪道五十三次とは… 旅絵師、浮世絵師である歌川広重の言わずと知れた名作「東海道五十三次」の旅情世界を、現代の妖怪絵師、水木しげる氏が民話伝承に基づき土地土地にちなむ三百数十体の日本妖怪を配し、新たに構築された怪奇