大人は、子どもの好きな萌え絵とイヤな萌え絵を区別できない 『アルプスの少女ハイジ(10歳までに読みたい世界名作) 』(学研プラス) では、そんな“大事”な絵本や児童書の表紙に、萌え絵を用いることに関して、赤木氏はどう感じているのだろうか。赤木氏は、「萌え絵を表紙に起用することの是非よりも、萌え絵に文句を言う大人にセンスがあるのかどうかの方が問題」とピシャリと指摘する。 「先ほども言った通り、日本人は本に対するビジュアルセンスが高い。例えば、表紙のイラストが内容にマッチしていなかったり、シリーズ物で1冊だけ違う絵柄だったりすると、その本は売れません。ただし全ての人が“最先端のトップクラス”のビジュアルセンスを持っているわけではありませんし、それにビジュアルセンスは、歳を重ねるにつれ衰えていくものなんです」 さらに問題なのが、「大多数の大人は、自分のセンスが古くなっていることにも気づけない」こ
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