Tweet 前編、中編と連載してきた「Webサービスとペルソナ」という記事も今回で最終回となります。 前編では、ターゲットユーザーについての理解を深めるために行なうエスノグラフィー調査について、中編では調査結果をもとにユーザーの行動分析を行なう手法としてのワークモデル分析とKJ法を取り上げ、ユーザーモデルであるペルソナを作成する準備段階での作業について紹介してきました。 今回は、いよいよ行動分析によって発見されたユーザー傾向を元に作成するペルソナと、そのペルソナの期待に応えるためのソリューションを考えるためのシナリオ法を取り上げてみようと思います。 利用者ー道具ー目的の関係として、ユーザーをモデル化する まず、何故ユーザーモデルであるペルソナを描くのかという点をあらためて整理してみましょう。 当たり前のことですが、ペルソナはWebサービスを作る上での目的ではなく手段です。あくまでWebサー