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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/kenjiito (5)

  • Ph. D. Studentship - Cerebral secreta: 某科学史家の冒言録

    科学史関係のメーリングリストで、ときどきイギリスやヨーロッパの大学におけるPh. D. Studentshipの募集の広告を見かける。こういう制度はうらやましいと思う。アメリカではこういう言い方はしないけれど、大学院生の生活をサポートするのは当然なので、事実上、同じ制度があるといってよい。つまり、先進国で、大学院生のサポートが貧弱なのは、かなり日独特の現象である。 Ph. D. Studentshipというのがおおよそ次のようなものだろうと思う。ようするに、大学が給与のついたポジションとして、ある分野、研究テーマの大学院生を受け入れる。つまり、大学院生、というのがポスドクと同様に給与がついた職になっているわけだ。応募者はこれに応募し、選考の結果採用されると、大学院生として入学して、勉強・研究しつつ、給与をもらう。なんらかの義務、teaching assistantやresearch as

    nosem
    nosem 2010/03/10
     欧州もそう良いわけではない(教育ローンとか,その後のフォローなしとか)とも聞くので,何とも言えない
  • 大阪府立大学の改革についてのメモ - Cerebral secreta: 某科学史家の冒言録

    いくつかマスメディアで報道されている。たとえば、 「橋下知事「日一の理系大学に」 大阪府立大が改革案提示」(読売新聞) http://osaka.yomiuri.co.jp/university/topics/20091204-OYO8T00664.htm これに対して、卒業生が再考を求めている: 「大阪府立大再編案 卒業生が再考求め要望書提」(MBSニュース) http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE091211113100303687.shtml 大阪府立大学が、いかに改革したところで「日一の理系大学」になることができると当に思っているわけではまさかないだろう。もし気だとしたら、東大、京大、東工大も舐められたものである。そもそも大阪には阪大という立派な「理系」大学があると思うのだけれど。もし気でないとしたら、心にも思っていないことを目標にして

  • ポスドクは一万人がいいのか? - Cerebral secreta: 某科学史家の冒言録

    まず、よくある誤解として、ポスドク1万人計画が博士過剰問題の原因であるようかのような議論がある。これはあやまりで、当の起源は大学院重点化である。ポスドクの増加は、任期付きでも雇用機会が増えているのだから、全体として雇用者は増えているはずなのであり、博士過剰の問題を緩和しているはずである。 ただ、ポスドクのポストは一時的なものなので、問題の先送りでしかない、ということはよく言われる。つまりポスドクが終わったあとのことはどうなるのか、ということである。その観点から、ポスドク一万人計画の一万人というのはあまりにもキリの良い数字で、当にそのあとの雇用との関連で、適正数だったのか、という疑問が生じる。 今後5年間ぐらいにどれだけ大学のポストが空くか? ポスドクの適正数は、おおよそポスドクの任期の間にどれだけの大学のポストが空くかによって考えてみる。日の場合、ポストの数が比較的固定されているので

    nosem
    nosem 2009/11/06
     65歳まで定年が延長されたのもねえ
  • 博士は募集停止すべきか? - Cerebral secreta: 某科学史家の冒言録

    「博士は募集停止しろ、衝撃の提言」(科学政策ニュースクリップ) http://d.hatena.ne.jp/scicom/20091013/p1 次のの紹介: 詳しいことはを直接読んでから議論すべきだが、すでにこのエントリーでずいぶんと反響が広がっているようである。とりあえず、を読む前にこのエントリーで紹介されていることについてコメントしてみる。 ここで引用されている文章からすると、博士を募集停止せよというわけではなくて、研究者になる見込みのある院生だけ大学院に入れて、そこに教育資源を集中させよ、ということである。前のエントリーに書いたように、もし現在の大学院が変化しないのであれば、これはきわめてもっともな主張だ。なぜなら、現在の博士課程大学院の大部分は、研究者養成しか念頭においておらず、そこで教育をうけて博士号を取得しても、研究者以外のキャリアはほとんどないからである。 このような

    博士は募集停止すべきか? - Cerebral secreta: 某科学史家の冒言録
    nosem
    nosem 2009/10/15
     実際問題,見込みのある人が伸び悩み,そうでもなかった人が伸びる場合もあるので,幅は持たせつつ,駄目だと思ったら適切に進路変更できる仕組みがあればいいのにね
  • 「日曜日の歴史探検:高学歴ワーキングプアとは何か」(IT Media エンタープライズ) - Cerebral secreta: 某科学史家の冒言録

    http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0910/04/news001.html 大学院生の数がここ20年で三倍になっているが、そのもとになっているのが1991年の文部省の「大学設置基準問等の改正」の中の「世界的水準の教育研究の推進」という方針で、そこには次のように書かれているという: 世界をリードするような研究を推進するとともに、優れた研究者や高度の専門能力を持った職業人を養成するための拠点として、大学院を充実強化していくことです こうして、このころから日の大学院に期待される役割が研究者養成だけではなく、高度な専門知識・専門技能をもった職業人の養成も含まれるようになり、それにともなって、研究者の就職市場での需要を上回る博士号・修士号取得者が大学院で養成されるようになった、ということらしい。大学院重点化の問題はもうすこしいろいろあるのだけ

    nosem
    nosem 2009/10/05
     専門職や職業人の養成を大学院でやっても,企業は学部新卒を取るんじゃないかなあ(特に文系では)
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