ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、年内にスマートフォンなど、携帯端末向けにゲームソフトの配信を始める。米グーグル製の基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載した機器が対象。配信先を自社のゲーム機以外にも広げ、他メーカーを巻き込んだ「ソニー陣営」をつくり、ゲーム市場に進出した米アップルに対抗する。 新サービスの名は「プレイステーション・スイート」。インターネットを通じて、スマートフォンやタブレット端末などにソフトをダウンロードできる仕組みを検討している。 価格や投入するゲームのタイトル数は未定だが、まず過去の名作ゲームを楽しめるようにする方針。スマートフォンのタッチパネル式画面操作を生かした、自社のゲーム機「プレイステーション」用よりも手軽な内容のゲームを多く供給するという。 新サービスは、プレステ用に限ってソフトを供給するという、今までの事業モデルの転換となる。意識