”魚”が、”囀る”…え? しかもなんでだかウサギの絵…ん? でもなんか気になる…なんとなく可愛いし… そう、まさしくジャケ買い。 軽い気持ちで買って読んでしまった。 あらすじを読む限りでは、ジャンルはファンタジーなのかな、と思って読んでいた。 でもそうじゃなかった。 終盤までどこに向かっているのかわからなかった。 何が得られるのかもわからなかった。 でも読まずにはいられなくて、丁寧に丁寧に一語一語、噛みしめながら夜な夜な読んだ。 確かに、本好きにはオススメかも。 想像力を掻き立てる言葉、紡がれる文章、ファンタジーな要素に史実を元にした驚愕のラスト。 この先どうなるんだろうって、あらゆる可能性を想像した本は久しぶりだった。 最後まで読んだ時、叫びました。 近々、もう一度読むと思う。 最後に。 想像力って大事。