7章 現代人の心の荒廃 −失なわれた「自己の重心」− *初稿につき誤字脱字や変な「てにおは」は無視下さい。出版本までにさらに洗練予定!* 現代人の心の荒廃 「心の荒廃」が今、社会で一つの危機的な問題として叫ばれています。 その表れはさまざまです。「親殺し」に代表される、近親者の間での殺傷事件や、相手を選ばない、通り魔的な事件の発生。毎年3万人を超える自殺者。「いじめ」の問題や、職場におけるストレスと過労。あらゆる場面で見られる、人間関係の悩み。そして「心の病」の増加。 そうした「心の荒廃」は、大きく分けるならば、それによって他人が被害を受けるものと、本人が悩み苦しむものの、2つのカテゴリーに分けることもできます。本人が苦しむものを「心の障害」として、精神医療の現場ではさまざまな「診断」も行われます。「うつ病」「パニック障害」「境界性人格障害」などなど。 しかしハイブリッド心理学では、全ての