京都府京丹波町のフリースクール「丹波ナチュラルスクール」で入所者の少女(14)が虐待を受けた事件で、京都府警捜査1課が施設の家宅捜索で、木刀と手錠を押収したことが9日、分かった。府警は木刀は日常的な虐待に、手錠は子供を強制的に入所する際に使ったとみており、経営者の朴聖烈容疑者(60)らを追及する。 入所者の少年が昨年10月、施設から逃げ出したことから児童相談所が調査に訪れた際、施設職員の森下美津枝容疑者(55)が入所者に「余計なことを言ったら、どうなるか知らないぞ」と口止めしていたことも判明。虐待を隠蔽(いんぺい)しようとしたとみられる。 府警はこの日、施設や両容疑者宅など4カ所を捜索し、入所者の男女12人を保護。入所者の話では、入所後すぐに個室に連れて行かれて殴打されたり、木刀で殴られて血を流すこともあった。ほかにも、「体調不良を訴えても病院に行くことを許されなかった」「冬に、木に裸でく