2019年、ベルリンの壁は崩壊から30年を迎えます。 ドイツ民主共和国、通称東ドイツ、略してDDRと呼ばれる国は、1989年の壁崩壊、1990年の東西ドイツ再統一を経て、40年の歴史の幕を閉じました。 年々、東ドイツは「歴史」となり、研究や数字は増えても、この国に実際生き、暮らしていた人は少なくなります。 東ドイツって、いったいどんな国だったんだろう? 東ドイツ時代を生きた、いろいろな人たちに話を聞いてみたいと思います! 第1回目は、レナーテ・ステファンさん。 1950年、ライプチヒ生まれ。ファッションモデルとして活躍した女性です。 「え、東ドイツって共産主義国家でしょ?お店には物がなかったんでしょ?ファッション雑誌なんてあったの?」と思った方も多いかもしれません。 東ドイツには、Sibylle(ジビレ)という「東のヴォーグ」と言われ、その写真の芸術性の高さや斬新さで東西ドイツ統一後に注目